ジ アウトレット北九州の「スペースLABO」は、大人はもちろんのこと子どもも十分に楽しめる科学館です。
この記事では、子どもを連れて「スペースLABO」を楽しみたい人向けに情報をまとめました。
まずは「スペースLABO」について事前に押さえておくべきポイントを確認して下さい。
- スペースLABOには「常設展示」と「プラネタリウム」がある。
- インターネットで事前にチケットを購入する必要がある。(予約ページはこちら)
- 「常設展示」と「プラネタリウム」ではチケットが別。(両方見たい人は2種類チケットを購入する)
それでは「子どもとスペースLABOを楽しむ4つの方法」を解説していきます。
方法①:1日6回上映のプラネタリウムの時間を軸に行動する
- 座席は事前予約制で、ネットでチケットを購入してから行く。
- 子ども用プログラムは「10:30」「13:30」の2回のみ。(R4.6月現在)
- 子どもが泣いても鑑賞できる「安心シート」がある。
スペースLABOのプラネタリウムは1日に6回上映されます。しかし、子ども用プログラムはそのうちの2回ですので、事前にしっかり確認してその時間を軸に館内を回っていく必要があります。
プラネタリウム番組は全部で3つ
- イナズマデリバリー(子ども用/45分)
- まだ見ぬ宇宙へ(大人用/45分)
- 学習投影(小4理科で学ぶ天文分野の内容/45分)
基本は①と②のプログラムを時間で区切って上映しています。
学校などの団体利用がある時に「③の学習投影」もやるのですが、そのために「①の子ども用」がなくなっている日もあるので、事前の確認が必要です。チケット予約ページから確認ができます。
実際にプラネタリウムを見ましたが、映像も音響もバツグン!
「8K相当の映像」と「8.2サラウンドの音響システム」で表現された星の海に、包み込まれるような45分でした。
プラネタリウムの座席とチケットについて
出典:「ジ アウトレット北九州」スペースLABO・予約状況ページより
この画像は実際の予約ページで、ここから空いている座席を選べるようになっています。
やはり中央の後方が見やすさもあって人気。
席にはデラックスシート(最前列・ペアorシングル)とペアシート(最後列・リクライニングなし)もあり、カップルや親子でゆったり座ることもできます。
また、この座席がとても気持ち良くて、ゆったりサイズで飛行機のファーストクラスのような感じでした。ヘッドレストは江戸時代から北九州市で作り続けられている「小倉織」を使用しており、そのカラフルな模様はSDGsにちなんだ17色となっています。
席の方は250席もあるので”すぐに満席”とはならないようで、希望日の30日前からインターネットで購入することができます。
出典:「ジ アウトレット北九州」スペースLABO・予約状況ページより
チケットの値段と席の種類は以下の通りです。
一般 | 600円 |
中高生 | 300円 |
小学生 | 200円 |
北九州市・福岡市・ 熊本市 鹿児島市・下関市在住で65歳以上の方 | 180円 |
未就学児 | 無料 |
子連れ家庭にはチケットを事前に購入できるのが本当に助かりますね。当日早めに並んだりということがなく、子どもとゆったりと館内の展示を楽しむことができます。
また、小さなお子さんをお連れの方にもうれしいのは「あんしんシート」の存在です。
「あんしんシート」とは、プラネタリウム上映中に子どもが泣いてしまったり、暗いのが怖くて不安になった時などにエスケープできる場所です。
ある程度声や音を立てても大丈夫なスペースで、上映中のプログラムを見続けることができるそうです。
チケットの事前予約といい「あんしんシート」といい、子連れ家族が安心して楽しめる場所となっています。
「学習投影プログラム」を見て子どもと一緒に勉強しよう!
「学習投影プログラム」は小学校などの団体学習用ですが、一般の方も席があいていれば一緒に見ることができます。
小学校3年生〜6年生のお子さんと一緒に「学習投影プログラム」を見て、楽しく勉強するのもいいですね。
その内容ですが、星座や月の見え方、位置、星の動きなどをプラネタリウムを利用して学べるそうです。
「夏の大三角」や「オリオン座」など子どもたちになじみ深い星も出てくるので、夜空や天体への興味がさらに高まりますね!
方法②:館内のテーマや内容、施設情報を知る
- 未就学児は1Fのキッズスペースで遊ぼう!
- 小中学生は”教室”や”企画”に参加しよう!
- 家族みんなで天体観測をしよう!
「スペースLABO」は小さなお子さんがいる家庭でも楽しめる場所です。1Fにある「キッズスペース」でのんびりすごせますし、各階にはベビーシート完備の”ひろびろトイレブース”が用意されています。
また、ベビーカーの貸し出しがあったり(数に限りがあります)、プラネタリウム後方にベビーカー置き場があったりと優しい心配りが随所に感じられます。
館内への再入場も可能なので、子どもが大泣きをしてしまったら一度外に出ることも可能。
子を持つ親にはありがたい環境ですね。
ちなみに、「スペースLABO」のフロアガイドとテーマは以下の通りです。
- 竜巻に似た空気の渦を発生する装置が見られる。
- 北九州市と科学をつなげているので、子どもも科学をリアルに感じられる。
- 詳しくはこちらの公式ページをどうぞ。
- 見たり、聞いたり、触ったり、試したり、動かしたりして遊べるものがたくさんある。
- 子どもたちが全身で感じて考えて、心に”フシギの種”をまく空間。
- 詳しくはこちらの公式ページをどうぞ。
- 本物の月の石やアポロ司令船の操縦、制御装置を見ることができる。
- プラネタリウムの大画面でプログラム上映を楽しめる。
- 詳しくはこちらの公式ページをどうぞ。
スペースLABOの面白さは「教室」「特別企画」にもある!
「スペースLABO」の面白さは定期的に開かれる「各種の教室」にもあります。すでに募集が終了しているものもありますが、教室の1例をあげると次の通りです。
- ■サッカーロボット教室(全4回)
-
・対象:小学4年生~中学3年生
・募集人数:16名
・参加費:20,000円 - ■科学教室(全8回)
-
・対象:小学生(小学校3年生以下は、保護者同伴が必要)
・募集人数:各回24名
・参加費:各回300円 - ■星と観望の夕べ(屋上からの天体観測)
-
・対象:一般市民(中学生以下は保護者の参加が必要)
・募集人数:各回50名
・参加費:無料 - ■昼間の星を見る会
-
・対象:どなたでも
・募集人数:各回先着50名
・参加費:無料 - ■スペースパーティー 星の楽しみ方(天文初級講座)
-
・対象:小学生以上
・募集人数:先着250名
・参加費:プラネタリウム観覧料 - ■スペシャルサイエンスショー
-
・対象:どなたでも
・募集人数:先着60名
・参加費:無料
すでに申し込みが終了しているプログラムもありますが、 この先も新しいプログラムが続々と企画されるはずです。
お子さんに科学の体験をさせたい方や家族で夜の星を観察したい方は、「スペースLABO」のお知らせページをぜひチェックしてください。
スペースLABOの施設情報
開館時間などの基本情報をまとめます。
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) ※金曜・土曜・祝前日は、プラネタリウムのみ20:00まで。 |
休館日 | 年末年始(12月29日〜1月3日) ※施設保守等のため、臨時で休館日を設ける場合がある。 |
入場料 | 常設展:一般400円/中高生300円/小学生200円/北九州市・福岡市・熊本市・鹿児島市・下関市在住で65歳以上の方120円 |
プラネタリウム:一般600円/中高生300円/小学生200円/北九州市・福岡市・熊本市・鹿児島市・下関市在住で65歳以上の方180円 | |
年間 定期券 | 一般3,000円/中高生1,800円/小学生1,200円 ※プラネタリウムは1日1回のみ。特別展の入館は不可。 |
手帳等を お持ちの方は無料 | ・療育手帳(本人と付き添いの方1名) ・身体障害者手帳(1級~4級 : 本人と付き添いの方1名、5~6級 : 本人のみ) ・精神障害者保健福祉手帳(本人と付き添いの方1名) |
方法③:お土産も楽しむ
「スペースLABO」には子どもが喜ぶお土産コーナーがあります。
科学や宇宙を感じられるものや実際に実験ができたり美味しく食べられたりするものなど、その品ぞろえもかなり豊富です。
1番の思い出を作る「宇宙のカレーライス」
取材スタッフイチ押しのお土産がこちらの「スペースカレー」と「スペースライス」です。
これは実際に宇宙ステーションの長期滞在時に食べられるメニューの1つだとか。
「スペースLABO」で宇宙を感じた後、家でも宇宙に行ったつもりになってこのカレーを食べる。子どもにとっては最高の思い出になるのではないでしょうか。
週末や夏休みなどの長期休みには、ぜひご家族で盛り上がってください。
方法④:子どもと流星群を楽しむ
親になると、子どもに色々な体験をしてほしいと思います。
科学的なことや身の回りのフシギなこと、町について、空について、星や天体について。
少しでも多くのものに触れて、心を豊かにしてほしいと願います。
「スペースLABO」はそのきっかけを作れる場所です。
でも、ただ行くだけではもったいない!身近な出来事と関連させて、科学や自然への興味をさらに高めることをおすすめします。
その1つが「流星群」です。
「スペースLABO」に行く前後で「流星群」を親子で話題にし、観察をする。
先に流星群を見たならば、「流れ星があるのは宇宙。その宇宙のことがわかる場所に行こう!」などと誘う。
スペースLABOに行った後に流星群を見るならば、「プラネタリウムで見たあの星が今日は降って来るんだよ!」などとお子さんに話すと、実体験が宇宙や星への興味をさらに引き立ててくれます。
それから図書館で宇宙の図鑑などを借りてもいいでしょうし、家庭で楽しめる天体観測セットなどを購入するのも楽しいですね。
「スペースLABO」をうまく利用して、親子のわくわくした思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、2022年の流星群の予定は以下の通りです。
流星群 | 出現時期 | 最も見える時期 |
---|---|---|
4月こと座流星群 | 4月16日~4月25日 | 4月22日頃 |
みずがめ座η(エータ)流星群 | 4月19日~5月28日 | 5月6日頃 |
みずがめ座δ(デルタ)南流星群 | 7月12日~8月23日 | 7月30日頃 |
ペルセウス座流星群 | 7月17日~8月24日 | 8月13日頃 |
10月りゅう座流星群 | 10月6日~10月10日 | 10月8日頃 |
おうし座南流星群 | 9月10日~11月20日 | 10月10日頃 |
オリオン座流星群 | 10月2日~11月7日 | 10月21日頃 |
おうし座北流星群 | 10月20日~12月10日 | 11月12日頃 |
しし座流星群 | 11月6日~11月30日 | 11月18日頃 |
ふたご座流星群 | 12月4日~12月17日 | 12月14日頃 |
まとめ:”フシギ”を全身で感じられる場所「スペースLABO」
ここまで、令和4年4月28日にオープンした「ジ アウトレット北九州」内にある「スペースLABO」についてまとめました。
お子さんを連れて遊びに行くにはもってこいの場所です。
普段の生活では気づきにくいことに「なにかフシギだ!」と発見し、見たり聞いたり触ったりして、自分の身体で世界のフシギを味わえる空間となっています。
最後に、実際に行った方々の感想をTwitterからピックアップします。
スペースLABOでアポロ11号… pic.twitter.com/6TEX90tn23
— くま (@Kumatyan1998Pc) June 6, 2022
スペースLABO想像以上に楽しかったけどプラネタリウムが小学校の見学学習と被って本来見たかったアニメーション見れなかったのでリベンジしたい🌕 pic.twitter.com/cg7XgFR04i
— Y.U👗 (@Yu_Rs_Ms) June 2, 2022
ぜひ親子で目一杯楽しんでください!
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